月別アーカイブ: 2013年1月

[ニュース] 山梨・人ねっこアート展:県立美術館(毎日新聞より)

山梨・人ねっこアートワークによる2013 山梨・人ねっこアート展を紹介するニュース記事です。
山梨・ひとねっこアートワーク|展覧会 (20130127)

山梨・人ねっこアート展:県立美術館で障害者の作品展−−31日まで /山梨
毎日新聞 2013年01月27日 地方版

障害のある人たちが作った絵や陶芸などを集めた「山梨・人ねっこアート展」が25日、県立美術館の県民ギャラリーで始まった。31日まで。

美術家や施設職員などでつくる「山梨・人ねっこアートワーク」が主催。県内の障害者福祉施設や作業所、支援学校などで制作された234人の339点を展示。身の回りの花や果物を描いた絵や、好きなオートバイを細部まで描いた力作、豊かな色遣いの抽象画など幅広い。

アートワーク事務局の川口園子さん(64)は「自分のカラーを強く出している作品が多い。一途(いちず)さ、自由さから自分に合う作品を見つけてほしい」と話していた。午前9時〜午後5時。28日休館、31日は午後3時まで。【片平知宏】

引用元: 山梨・人ねっこアート展:県立美術館で障害者の作品展−−31日まで /山梨- 毎日jp(毎日新聞)

 

[今日のネタ] いま話題「お父さんの描いた迷路」

先日、とある高専の女学生さんがツイッターに掲載した「昔お父さんが書いた迷路」が高専生・OBのコミュニティで話題になり、すごくアウトサイダー・アートっぽいなぁ、なんて興味深く見ていたのです。(私も高専OBなもので・・・。)

 

その後、まぁいろんなところで取り上げられていたのですが・・・なんとついに米ヤフーニュースにまで掲載されるに至ったようです。

画像はこのあたりにあるので、まぁ見てみて下さい。このぶっ飛び感、まさにアウトサイダー・アートじゃないでしょうか。

ちなみにその「お父さん」、最近はこんなものを描いてるそうです。

[紹介][展覧会・大阪] イメージのはじまり -The marks of sparks- 加地英貴 高山勝充 山根由里 芳仲真樹子

大阪の西天満エリアにある現代アートギャラリー「Gallery H.O.T」での四人展。フライヤーを入手しましたので、紹介させていただきます。

イメージのはじまり -The marks of sparks- 加地英貴 高山勝充 山根由里 芳仲真樹子

[ニュース] バリアフリーアート工房あかね展(毎日新聞より)

この分野にそれなりに深く関わってる方でなければ、アール・ブリュットだったり、アウトサイダー・アートだったり、エイブル・アートだったり、ボーダレス・アートだったり、バリアフリー・アートだったり、バリアレス・アートだったり、アール・イマキュレだったり、チャレンジド・アートだったり、ワンダー・アートだったり、障害者アートだったり、『ただの(Just)』アートだったり、まだまだ他にもいろんな呼び方をされてる「それら」の違いやニュアンスって、全くわからないだろうと思います。(というか、制作者本人にとってはアートでも何でもないものを、勝手にアートというくくりに当てはめ、現在の“制度”にのせて展示していたりもするわけです。)
実のところ、当管理人も正直理解しているとは言いがたいところなのですが、それぞれ皆さん自分なりの想いやニュアンスを込めて、敢えて違うラベリングを使っている事が多いので、勝手に違う呼び方で紹介してしまうわけにはいかない事は確かですので、紹介記事においては、できるだけ各情報の発信源による呼称をそのままお伝えするつもりです。

というわけで、毎日新聞地方版(群馬)より、工房あかねの展覧会の記事です。

工房あかね展:障害者の80作品展示 来月1日から安中・松井田 「森の家」で宿泊も /群馬

毎日新聞 2013年01月22日 地方版

知的障害や精神障害を持つ人たちが描いた作品約80点を展示する「バリアフリーアート工房あかね展」が来月1日から始まる。会場は、さまざまな障害を持つ人が快適に過ごせるように造られたバリアフリーのペンション「まついだ森の家」(安中市松井田町上増田)で、泊まりがけの滞在もできる。運営する黒羽知代代表は「障害がある人もない人も、森の中でゆったりとアートを楽しんでほしい」と話している。

まついだ森の家は96年、横浜市の福祉関係者らが造った。車いすで移動しやすい造りで、介助犬を連れての宿泊も可能だ。2011年から、障害を持つ人の芸術活動を支援するNPO法人「工房あかね」(高崎市山田町)の作品展示を始め、今年で3回目だ。

展示は、来月1〜24日の金、土、日曜日のみで、時間は午前10〜15時。入場無料。期間中は、参加費500円前後でキャンドル作りや陶芸に挑戦できるワークショップも行っている。

問い合わせは、まついだ森の家(電話・ファクス 027・393・0655)へ。【奥山はるな】

引用元: 工房あかね展:障害者の80作品展示 来月1日から安中・松井田 「森の家」で宿泊も /群馬- 毎日jp(毎日新聞)

(工房あかねさん、せっかくウェブサイトもブログもツイッターも開設されてるのだから、こういう情報のリリースには活用してくださいね・・・!)

[ニュース] 山梨・韮崎大村美術館「Collect展」(毎日新聞より)

韮崎大村美術館にて、下記の企画展が行われるそうです。
韮崎大村美術館 インフォメーション 交通案内 開館時間 etc (20130127)

「Collect展」
-女子美術大学短期大学部 障がい理解とアートフィールド参画支援の取組-より
平成25年1月20日(日)~3月17日(日)
当館と相互協力の協定を取り交わし、交流を深めている学校法人女子美術大学収蔵作品の貴重な障がい者アート作品を紹介いたします。これらの作品は、文部科学省が優れた取組を選定する「GP(Good Practice)」に選定され、高い評価を受けた「障害理解とアートフィールド参画支援の取組」による作品群です。
本展では、国内のみならず、世界各地で活動している団体、およびアーティスト達との深い交流のもとに収集された極めて貴重なコレクションを紹介いたします。様々な表現方法で独自の世界を自由に表現する、果てしない可能性を感じていただけましたら幸いです。

引用元: 韮崎大村美術館 お知らせ

毎日新聞の記事(下)によれば、“オーストリアの「芸術家の家」”の作品も展示されるとのこと。おそらくArt / Brut Center Gugging(マリア・グギングの芸術家の家)でしょうか?

企画展:障害者による芸術作品展示−−韮崎大村美術館 /山梨
毎日新聞 2013年01月22日 地方版
国内外の障害者による芸術作品を集めた企画展「Collect展」が、韮崎市神山町鍋山の韮崎大村美術館で開かれている。3月17日まで。
女子美術大が進める活動「障がい理解とアートフィールド参画への取組」の一環。同大は学生が障害者と共に作品制作を行うなどしている。
会場には、オーストリアにある「芸術家の家」で暮らす障害者らの作品や、鹿児島市にある知的障害者支援施設しょうぶ学園の運営する「工房しょうぶ」による作品など、絵画や工芸品など約50点を展示。欧州などではプロの芸術家として活動する障害者もおり、同館の成島由季子学芸員は「障害を前提とせずに、一つ一つの作品として楽しんでもらえれば」と話す。

午前10時〜午後5時まで。水曜休館。一般500円、小中高生400円(韮崎市内に住む高校生までは無料)。問い合わせは同館(電話0551・23・7775)。【藤河匠】

引用元: 企画展:障害者による芸術作品展示−−韮崎大村美術館 /山梨- 毎日jp毎日新聞.

[紹介] イラストレーター松元伸乃介氏の話題

自閉症・知的障害のあるイラストレーター松元伸乃介氏の作品がカワイイという話題が、中日新聞の記事(1/13)→匿名掲示板(2ちゃんねる)→まとめサイト→ツイッターという具合で流れてきました。

こちらは(↓)まとめサイトの記事。

ちなみに、松元氏の公式サイト「松元伸乃介.Web」はテレビ金沢のサイト内にあり、作品集・絵本・ドキュメンタリー本の紹介のほか、イラストの販売ページもあります。

http://www.tvkanazawa.co.jp/shinnosuke/

[ニュース] 岐阜県美術館、しょうぶ学園「nui project」をとりあげ展示

本日から始まった岐阜県美術館での展示「体感アート@県美.com」において、しょうぶ学園によるnui projectの成果が展示の柱として紹介されています。5月6日(月曜)まで。

http://www.kenbi.pref.gifu.lg.jp/page4188.php

なお関連イベントのひとつとして、2/23(土)にはしょうぶ学園施設長福森伸氏による記念講演会「工房しょうぶの美意識」が予定されています。(講堂にて14時〜15時半。申込み不要、無料)

こちら(↓)は読売新聞のニュース記事です。

ドットの奥深さ感じて
県美術館 きょうから展覧会
岐阜市宇佐の県美術館で21日、ドット(点)のデザインの奥深さをテーマにした展覧会「体感アート@県美.com」の内覧会が行われた。一般公開は22日から5月6日まで。
展示は、個性的な版画や油彩画、陶磁器などの現代アート、オーストラリアの先住民アボリジニが作った作品、県内の小中学生がドットで清流を表現した作品など4分野で構成。中でも、鹿児島市の知的障害者支援施設「しょうぶ学園」内のグループ「ヌイ・プロジェクト」が出品した、毛糸を一針ずつ丁寧に縫い上げたカラフルな刺しゅうのセーターは目玉の一つという。
企画した同美術館学芸部の家田陽介・教育普及係長は「ドットの奥深さ、一つひとつに込められた意味などを感じてほしい」と話している。月曜休館。入館料は一般500円、大学生400円、高校生以下無料。問い合わせは同美術館(058・271・1313)。(2013年1月22日  読売新聞)

引用元: ドットの奥深さ感じて : 岐阜 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

[ニュース] 障害者のアート活動に関するニュース記事3件

障害者のアート活動に関する昨日のニュース記事3件をまとめて紹介します。

作家は若き知的障害者
アート雑貨を市内で販売
2013年1月19日号

西湘地区のダウン症の子どもをもつ親の会「ひよこの会」では、知的障害者たちの働く場づくり「ひよこあーとぷろじぇくと」を行っている。アートディレクターの中津川浩章さんによるワークショップを通して、自由な表現活動をする場を提供。作品は雑貨に加工され、市内栄町のマルげん商店(【電話】0465・35・9598)で販売している。

代表の萩原美由紀さんは「才能を育み、アーティストとして活躍できる環境をつくるとともに、プロとして価値の高い商品を提供したい」と話している。

引用元: 作家は若き知的障害者 | 小田原 | タウンニュース

“新人作家”創作に意欲 障害者ら所属 「金沢アート工房」
2013年1月19日

アート工房は優れた才能を持つ障害者の創造力を応援しようと二〇〇七年四月、国枝さんが市の支援を受け設立。市松ケ枝福祉館で毎月数回、創作の場を提供している。メンバーは当初一人。一二年末に古地君ら二人が加わり、十人に増えた。

アート工房の作品展は三月二~十日に金沢市の県政記念しいのき迎賓館で開かれる。早都美さんは「創作の環境を整えてあげることが大切。楽しい作品が生まれてほしい」と願っている。

引用元: 中日新聞:“新人作家”創作に意欲 障害者ら所属 「金沢アート工房」:石川(CHUNICHI Web)

色、形 自由に 障害者アート 地下街で作品展(01/19 16:00)
知的障害者の作品が並ぶ「あらかるあーと」

札幌市内や近郊に住む知的障害者が制作した絵画や工芸品を展示する「あらかるあーと」が18日、札幌市中央区の「さっぽろ地下街オーロラスクエア」で始まった。

札幌市知的障がい福祉協会が毎年開催し、13回目。市内の入所、通所施設や作業所を利用する333人が絵画や織物、書道など合作も含め210点を出品した。

オレンジ、黒、黄色といったさまざまな色の絵の具やクレヨンを使って宇宙を表現した絵や、着色したつまようじを発泡スチロールの土台に何本も刺し、テントウムシやクローバーの形に仕上げた作品など、感性が光っている。同協会は「多くの市民に見てもらい、障害者アートの素晴らしさを知ってほしい」という。20日まで。(藤本卓郎)

引用元: 色、形 自由に 障害者アート 地下街で作品展-北海道新聞[札幌圏]

[ニュース] 豊島でチャレンジドアート展(東京新聞)

島根県の障害者通所施設によるアート展が、東京芸術劇場のギャラリーで開かれるそうです。

花開く豊かな感性 豊島できょうからチャレンジドアート展
2013年1月18日
障害のある人々の絵や陶芸を本格的な美術品として紹介する展示会「チャレンジドアートコレクション2013」が十八~二十日、豊島区の東京芸術劇場ギャラリー2で開かれる。島根県出雲市のNPO法人「サポートセンターどりーむ」の主催。障害者アートは、どんなに優れていても福祉の範囲でとらえられがちだ。どりーむは、現状を打ち破り、ビジネスに結び付けて障害者の自立につなげようと活動している。 ….

引用元: 東京新聞:花開く豊かな感性 豊島できょうからチャレンジドアート展 :東京TOKYO Web.

チャレンジド(Challenged)は「障害を持つ人」を表す言葉ですから、実質的に「障害者アート」という切り口の展覧会ではありますが、ともあれアール・ブリュット/アウトサイダー・アート愛好家にとっては、内容が気になるアート展ではないでしょうか。

詳細は「NPO法人 サポートセンター どりーむ」のウェブサイトをご覧ください。

今日の小ネタ

ミラ・ジョヴォヴィッチさんのツイッターのヘッダー画像について。

おお、たしかにヘンリー・ダーガーですね。

↓ 「彼は、私の好きなアーティストなの」だそうですよ。